東京外国語大学欧米第一課程ドイツ語専攻
「コンピューターとドイツ語学習研究」(ヨーロッパ言語研究Ⅰ演習)
担当: 境 一三


ASTPとは何か


ASTPについて皆さんに調べてもらった結果をここに掲示します。自分の責任で参考にしてください。


ASTP (Army Specialized Training Programme)

 第二次世界大戦中、アメリカ合衆国は世界各地に布陣する陸海軍の言語需要に応じ得ぬことを痛感し、米国海軍は、その広域作戦に必要な相当な数の各種言語の堪能者を訓練するため、この計画の元に諸大学の協力を得て、独自の学校を開設した。

 これらの学校の中には、毎日一日中、言語学習が課せられ、23ヶ月間に目覚しい成績を挙げるものがあったので、この「陸軍方式」(Army Method)には、言語教育の成功の秘訣が含まれていると信じられた。しかし実際には、何も特別な教授法があったわけではなく、陸軍の求めたものは、唯一、流暢に当該言語を話すのに必要な知識を身につけさせて、成果を収めることであり、そして、これを達成するために各種の教授法や技術が用いられたのであった。また、広く多数の専門家、特に実地踏査によって珍しい言語のいくつかを学んだ言語学者や人類学者の助言が求められた。ここにおいて必要とされたのは、音声言語との十分な接触であった。そして、音声言語との接触を最大限与えるために、読解と作文を最小限に留め、文法は基本だけで十分とされた。また、少人数のクラスが模倣をし、また訓練を受けるために、言語学者の指導のもとで働く母国語話者(informant)と頻繁に接触する必要があった。

 この戦時中の語学学校の中には、申し分のない成果を挙げるものがあったので、戦後同型の授業方式を用いる軍の語学学校が、合衆国その他の諸国に常設された。しかし、実際には多少の修正が加えられた。すなわち、資料提供者(informant)の代わりに、母国語話者の教師をおき、読解、作文の分量をより多くし、体系的文法を用いて学習内容を要約し、記憶作業を強調して、その補助のために絵図や図表、テープなどを使用した。

 戦時中の言語施設が挙げた目覚しい好成績の影響は、また、戦後これを再現しようとする各種の学校や大学の努力となって現れた。しかしこの種の試みは、たいていの場合、一日のすべての時間を言語学習に当てることができないので、実際には不可能である事が判明した。その上、動機がそれほど緊急ではなく、学級は大人数であった。少数の私立学校では、全日制計画が試みられたが、多数の中等学校では一週五時間を当てるのが精一杯で、しかも30人を超える学級の処理をしなければならなかった。できることといえば、せいぜい授業の週あたりの時数を23倍にして「集中課程」を作りテープの音を聞いてこれをグループごとにと、または流行し始めたLanguage Laboratoryの個人録音席で真似させる事によって、当該言語との接触の時数を増やすことであった。

 このASTP技術の応用の中には感銘すべき成果を挙げたものもあったが、余分な時間が利用できない場合には、陸軍方式も当該音声言語の流暢な駆使力などは到底生み出す事ができなかった。実は軍隊の語学学校で用いられたASTP技術には何も新しいものはなかったのである。 

W.F.マッケイ著 『言語教育分析』 大修館書店(1979)

 


 "Army Specialized Training Program"について記述のある文献を探したのですが、見つけることができなかったので、「英語教育用語辞典」(1999 大修館)の中に載っていた説明をまとめたいと思います。

 白畑祐一、冨田祐一、村野井仁、若林茂則

"Army Specialized Training Program" 陸軍特別教育プログラム

1943-44年、第二次大戦中に敵対する国の言語を兵士に習得させることを目的とした集中型外国語教育プログラム。このプログラムでは、目標言語話者との会話を通して目標言語の話し言葉を習得しようとする、インフォーマント法と呼ばれる方法を採用した。

具体的な方法としては、教室に目標言語話者が言語学者とともに入り、あらかじめ計画されたプログラムに沿って、目標言語の語彙、句、文などが学習者に与えられる。学習者は言語学者の指示に従い、音声を模倣する。

教材には実用的な構文や語彙が用いられ、文字は補助的なものとして扱われた。授業は週に6日、90日という短期間で行われ、10人程度の少人数クラスで行われた。

 「英語教育用語辞典」P25 1999 大修館 


ASTPの内容に関して、WEBページで検索して探してみました。

以下に抜粋した文章をペーストしておきます。

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Army Specialized Training Program

http://www.acu.edu/academics/history/12ad/astpx/1stpgast.htm

The Army Specialized Training Program was an organization implemented by the War Department in order to train men in specialized areas for service in a more modern army. This program was offered by 222 colleges and universities across America. Enrolled, were approximately 140,000 young soldiers who were labled as "officer material" and the "cream of the crop." From the standpoint of IQ, these men were on top. They were trained as linguists, mechanical engineers, chemical engineers, psychologists, M.D.'s, dentists, etc. Soldiers were required to make at least a 110 or better on a special test for college aptitude. There were two programs - basic and advanced.

 UI Archives -- Army Specialized Training Program, WWII

http://www.lib.uiowa.edu/spec-coll/Archives/guides/armytraining.htm

During World War II, the U. S. Army established Army Specialized Training Programs at colleges and universities to train soldiers in needed skills such as engineering, languages, and medicine, and to prevent campus enrollment declines. The records of the ASTP at the University of Iowa were transferred to the University Archives from the College of Education, the Department of Military Science, and other offices. Personal information in the records is restricted

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簡単にまとめると、第二次世界大戦最中に米軍が打ち出した、スペシャリスト養成プログラム、ということみたいです。特定地域で活動できるように、語学はもちろんのこと、その上医学、工学等の専門教育が行われました。米国222の大学で導入され、その目的には大学の水準の低下を防ぐということもあったようです。

この授業で取り上げるのは、その中でも語学教育の特徴ということなので、それに関してはオーディオ・リンガル・メソッドと絡めて調べてみました。以下、ペーストです。

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The Audiolingual Method

http://www.abacom.com/~nathan/audio.htm

Audiolingual Method is also referred to as "The Army Method," because it was developed through a U.S. Army program called ASTP, standing for "Army Specialized Training Program." In this method, oral interaction was emphasized in pattern drills, and conversation practices.

The Audiolingual Method:

 1. New material is presented in dialogue form.

2. There is dependence on mimicry , memorization of set phrases, and overlearning.

3. Structures are sequenced by means of contrastive analysis taught oneat a time.

4. Structural patterns are taught using repetitive drills.

5. There is little or no grammatical explanation. Grammar is taught by inductive analogy rather than deductive explanation.

6. Vocabulary is strictly limited to pronunciation.

7. There is much use of tapes, language labs, and visual aids.

8. Great importance is attached to pronunciation..

9. Success responses are immediately reinforced.

10. Very little use of the mother tongue by teacher is permitted.

11. There is great effort to get the students to produce error free utterances.

12. There is a tendency to manipulate language and disregard content.

 

Teaching Methods and Correlation to Learning in the Language Classroom

 http://ivc.uidaho.edu/flbrain/learning.htm

 

ASTP and The Audiolingual Method:

This approach is based on the behaviorist belief that language learning is the acquisition of a set of correct language habits. The learner repeats patterns and phrases in the language laboratory until able to reproduce them spontaneously. ASTP (Army Specialized Training Program) was an intensive, specialized approach to language instruction used in during the 1940's. In the postwar years, the civilian version of ASTP and the audiolingual method featured memorization of dialogues, pattern drills, and emphasis on pronunciation. *The audiolingual approach achieved some of its goals such as good pronunciation and formulaic speech, although it did not always result in communicative competence.

 

調べる際、ASTPとオーディオ・リンガル・メソッドを混同してしまいそうになったんすが、オーディオ・リンガル・メソッドはASTPを通して形成された教育方式ということみたいですね。ASTP単独の特徴を挙げたページが見つかれば良かったんですが、今回発見できたのは、オーディオ・リンガル・メソッドの特徴だけでした。すみません。以上の12項目が、オーディオ・リンガル・メソッドの教育方法のようです。また、次のような特徴もあるようです。

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 オーディオリンガル・メソッドにおいて文法説明は、各自の帰納的な類推に任せられるか、各自の事前事後の自習に委ねられることが多い。ASTP(陸軍特別研修プログラム)のように事前にその日に学習する内容に関する講義が行われることもある。

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上の教育方法でも書いてありますが、基本的に文法説明は極力しない、という特徴があります。

特にASTPでは、軍の活動のために言語を「使う」ということに目的を置いているため、文法は軽視されるようです。しかし、全く文法解説を行わないということではないみたいですね。


 アメリカが第二次世界大戦に突入した際、戦争を有利に展開するために、ドイツ語、フランス語、イタリア語、中国語、日本語、マレー語などなどの外国語が流暢に話せる人員を、通訳や暗号解読者として政府に供給しようとした。それには特殊な言語教育プログラムが必要だった。そこで生まれたのが軍特殊教育プログラム、すなわちASTPだ。

 このASTPの遂行を任されたのは人事担当部局であり、ASTPは1942年に確立され、1943年のはじめには55のアメリカの大学がそれに従事した。その目標は、人員を様々な外国語において、会話ができるレベルに達成させることであった。ただこれは、アメリカで一般に行われていた外国語習得のゴールにはならないので、新しいアプローチが必要だった。

 

ASTP (Army Specialized Training Programme)

 第二次世界大戦中、アメリカ合衆国は世界各地に布陣する陸海軍の言語需要に応じ得ぬことを痛感し、米国海軍は、その広域作戦に必要な相当な数の各種言語の堪能者を訓練するため、この計画の元に諸大学の協力を得て、独自の学校を開設した。

 これらの学校の中には、毎日一日中、言語学習が課せられ、2、3ヶ月間に目覚しい成績を挙げるものがあったので、この「陸軍方式」(Army Method)には、言語教育の成功の秘訣が含まれていると信じられた。しかし実際には、何も特別な教授法があったわけではなく、陸軍の求めたものは、唯一、流暢に当該言語を話すのに必要な知識を身につけさせて、成果を収めることであり、そして、これを達成するために各種の教授法や技術が用いられたのであった。また、広く多数の専門家、特に実地踏査によって珍しい言語のいくつかを学んだ言語学者や人類学者の助言が求められた。ここにおいて必要とされたのは、音声言語との十分な接触であった。そして、音声言語との接触を最大限与えるために、読解と作文を最小限に留め、文法は基本だけで十分とされた。また、少人数のクラスが模倣をし、また訓練を受けるために、言語学者の指導のもとで働く母国語話者(informant)と頻繁に接触する必要があった。

 この戦時中の語学学校の中には、申し分のない成果を挙げるものがあったので、戦後同型の授業方式を用いる軍の語学学校が、合衆国その他の諸国に常設された。しかし、実際には多少の修正が加えられた。すなわち、資料提供者(informant)の代わりに、母国語話者の教師をおき、読解、作文の分量をより多くし、体系的文法を用いて学習内容を要約し、記憶作業を強調して、その補助のために絵図や図表、テープなどを使用した。

 戦時中の言語施設が挙げた目覚しい好成績の影響は、また、戦後これを再現しようとする各種の学校や大学の努力となって現れた。しかしこの種の試みは、たいていの場合、一日のすべての時間を言語学習に当てることができないので、実際には不可能である事が判明した。その上、動機がそれほど緊急ではなく、学級は大人数であった。少数の私立学校では、全日制計画が試みられたが、多数の中等学校では一週五時間を当てるのが精一杯で、しかも30人を超える学級の処理をしなければならなかった。できることといえば、せいぜい授業の週あたりの時数を2、3倍にして「集中課程」を作りテープの音を聞いてこれをグループごとにと、または流行し始めたLanguage Laboratoryの個人録音席で真似させる事によって、当該言語との接触の時数を増やすことであった。

 このASTP技術の応用の中には感銘すべき成果を挙げたものもあったが、余分な時間が利用できない場合には、陸軍方式も当該音声言語の流暢な駆使力などは到底生み出す事ができなかった。実は軍隊の語学学校で用いられたASTP技術には何も新しいものはなかったのである。


課題2:ASTPの教授法の特徴

 

 ASTPとは「Army Specialized Training Program(陸軍特別教育プログラム)」 のことで、第二次世界大戦中、敵対する国の言語を兵士に習得させることを目的と し、J.Miller陸軍大佐を責任者とするプロジェクトチームが実施した集中型外国語教 育プログラムである。

 このプログラムでは、アメリカ構造主義言語学者たちがすでに開発していたイン フォーマント法(Informant Method)と呼ばれる方法を用いた。この教授法は目標言語話者(informant)との会話を通して目標言語の話し言葉を習得しようとするもので、もともとはアメリカ先住民の言語調査をするために開発された。教室には目標言語話者が言語学者とともに入り、あらかじめ計画されたプログラムにそって目標言語の語彙、区、文などが学習者に与えられる。学習者は言語学者の指示に従い、音声を模倣する。教材には実用的な構文や語彙が用いられ、文字は補助的なものとして扱われた。

 このプログラムのもう一つの特徴は、徹底して短期間(約90日間)に集中して、しかも少人数クラス(10人程度)で訓練するということ。学習者は1週間で1日の休みを除く6日間を言語学習にあて、、徹底した指導のもとでかなりの言語能力を身につけることができたと言われている。

参考文献:「英語教育用語辞典」1999 大修館 


現代英語教育講座第二巻『英語教授法』(福原麟太郎他、研究社)で調べました。

 

 Army Specialized Training Program は、第二次世界大戦中アメリカで採用され、成功した教授法である。教授は、生徒80人に対して1人の senior instructor と4人の drill masters がつく。senior instructor は週に3回文法や発音に関して講義、drill masters は senior instructor の指導の下で、毎日2時間連続の10人のクラスを2回もつ。これは小人数制を、徹底するためである。drill masters は native speaker に限り、口語ができればよく、文法や発音の知識をもつ必要はないし、また教えることは禁止されている。

 

この前の授業の時に、Direkte Methode は高度な学問をする人には、適していないという指摘がありましたが、ASTPはその部分を senior instructor の講義によって補完しようとしたのではないか、と思いました。


ASTP

それまで外国語教育に不熱心であったアメリカでは、第二次世界大戦中に導入された、陸軍特別外国語訓練計画(Army Specialized Training Programm)に、アメリカの外国語教育は端を発している。

この、Aemy Method、もしくは略してASTPと呼ばれる教育法の目的は、陸・海軍の語学将校の養成で、徹底的な集中教育を採用。特徴としては、Informant(典型発音者)を用いたこと。(海軍の用語。陸軍ではこれを、drill masterと呼んだ。) 聞き、話すという”実用”に重点を置き、アメリカの外国語教育に転換と刺激を与えた。

この方法はほとんどそのまま、1958年のアメリカ国防教育法(National Defense Education Act)に引き継がれた。


A.S.T.P.について

 

第二次世界大戦中、アメリカは交戦諸国における軍事上の必要から、アメリカの言語学者を動員して外国語教育の計画を立てた。多くの人が、わずか半年とか一年しか外国語教育を受けなかったにもかかわらず流暢に外国語を話すことが出来るようになったという効果があった。

教授要領を要約すると以下のとおり。

1.小クラス編成

2.毎週10~25時間授業(集中型)

3.指導者は特別教育を受けたもの。そのほか各クラスにネイティブスピーカーが2人つく。

4.初期には聞き方、話し方に重点をおく

5.その後読み方、書き方の技能

6.文型が口で言えるようにし、運用能力を高める

7.その国の風俗、習慣の指導

8.通常6ヶ月を1期とするが、延長し1年コースもある。

 

これは言語学習理論そのままの実施なので、これをLinguistic Methodと言うが、アメリカ政府(軍部)が語学要員訓練計画A.S.T.P.(Armed Services  Training Program)に取り組んだので、Navy Method や, Army Method とも言われる。また短期間で集中的に訓練するので、Intensive Method とも呼んでいる。

外国語の運用能力、特に聞く、話す能力に集中するので短期間で効果は上がる。基本的に基本文型の完全習得をおこなう。入門時期より話し方,聞き方に重点をおくのでDirect Method のもつ長所がある。

 

A.S.T.P.の問題点

・ 小クラス編成は現状からいって無理に近い

・ Native Speaker を各クラス2人つけるのは難しい

・ 学術的な文章をよむ力が育たない


ASTP(Army Specialized Training Progaram)

第二次世界大戦に参戦することになったアメリカは、ドイツ語、フランス語、イタリア語、中国語、日本語、マレーシア語やその他の言語において、通訳者、暗号解読者、翻訳家として働けるほどまでに言語能力を持ったものを必要とするようになった。 そのために、社会的な言語育成プログラムを用意する必要があった。そこで、1942年にASTPが確立し、1943年の初めには55大学でコースが開かれた。様々な外国語の会話力の堪能さを与えることが、このプログラムの目的であった。よってこれはアメリカの伝統的な外国語教授法のゴールではなかったために、新たなアプローチが必要となった。

参照:http://www.asahi-net.or.jp/~ge9m-mtmt/teachinghistory.htm#ASTP

 


ASTPの特徴

 

①リスニング、スピーキング能力だけを養成

②短期間の集中訓練

③ネイティヴ・スピーカーの活用

④言語の解説は多人数で、

 ドリルは少人数(10人以下)で行う。

⑤視聴覚メディアの利用

伊藤嘉一、1984、『英語教授法のすべて』、大修館書店


ASTPとは?

 

第二次世界大戦中、アメリカは交戦諸国における軍事上必要な、翻訳者、司令室のアシスタントなどを養成するべく、国内の言語学者を動員して外国語教育(交戦国で使用されている言語。 特にドイツ語、フランス語、イタリア語、中国語、日本語、マレー語など。) の計画を立てた。

1942年、アメリカの55の大学がこのプログラムに組み込まれ、43年から開始された。

具体的には、

(1)常に少人数のクラス

(2)毎週10~25時間の授業で、Intensivに行う

(3)指導者は理論と実際に関して特別訓練を受け養成された者、

かつ、その外国語が使用されている地域に永く在住したか、 NativeSpeakerなアメリカ人。

その他にクラスごとに2名のNativeSpeakerがDrillMasterとして補助にあたる。

(4)初期にはSpokenLanguage(聞き方話し方)に重点。

(5)その後読み書き。

(6)口頭での言語運用機会を最大にする。

(7)外国語の学習に関連する風俗や習慣をも指導。

この際、利用しうるあらゆる視聴覚的教材を活用する。

(8)期間は通常6ヶ月。場合により延長して1年間コースを受ける。

 

これは言語学習理論そのままに実施されたため、LinguisticMethodとも呼ばれる。実際には軍部が語学要員訓練計画 A.S.T.P.にこのMethodeを取り入れたため、ArmyMethod / NavyMethodとも呼ばれている。また短期間に集中的に訓練を行うため、IntensiveMethodとも呼ばれることもある。

利点は、

外国語の運用能力、特にListening/SpeakingAbilitiesに集中するので、口頭での言語運用能力向上の効果をあげられる。

大沢 茂 『現代の英語科教育法』 南雲堂 1978


ASTPについて、第二次世界大戦にアメリカにおいてはじまる、英語以外の国の言葉の通訳や暗号解読にいたるまでのその国の言葉のスペシャリストを養成するプログラムの事。

 <参考>

http://www.asahi-net.or.jp/~ge9m-mtmt/teachinghistory.htm#ASTP